十三月ノ雨

十三月ノ雨

たとえ世界全てが拒んでも 僕が全て守るから
だから なにも心配しないでここに来て

あなたの心のロウソクがもし 消えてしまいそうならば
僕が かわりにあなたの心を灯すよ

僕はあなたが何を抱え 誰に何をされたのか知らないけれど
だからこそ あなたのそのすべての 感情を 闇を 未来を 今この手で

あなたがいることきっと意味がある
はずだから僕は あなたを
抱きしめるから 立てなくても
泣いてでも 仕方ないとなげやりでも
それであなたが前を向こうって
なれば幸せさ

あなた自ら言わない何かが 見え隠れする会話に
僕は 触れて良いのかなんて考えてる

辛い記憶やあの日の後悔 不安ばかりの未来に
僕が 上から笑顔を落書きしたいな

口に出したい 感情を
誰かを助けるために差しのべた右手が
助けてほしいと一度示した
あとに何でもないよ大丈夫よに変えた

あなたは誰かを助けるために
自分を犠牲にしてきたのに
傷付くあなたを守る誰かは
いたのであろうか
こぼれた涙すらダメだと
憎むあなたを

もう二度と独りの世界には
戻りたくないよ消えてしまいたいよと
傘もさせずに 濡れる降り続く
十三月ノ雨から すぐに連れ出したい

あなたがいない 世界で生きる
意味なんてわからないから
僕のために 僕だけのために
そばにいてほしい
いつか笑う春が来くるまで
手を繋いでいよう

いつか笑う春が来ても
手を繋いでいたい